《Question:1》 その土地(計画地)をお選びになった理由を教えてください。また、計画地をはじめて見たときの感想を聞かせてください。

《Answer:1》 本物件は建物を管理している会社様より売却情報をいち早く取得、売却者様から直接取引することができたプロジェクトです。建物の管理会社様とは何度も取引実績があり、本エリアがリビングライフの地元であり精通していること、検証スピードの速さ、一棟丸ごとリノベーション事業を数多く行っている実績などの信頼から、他社に情報が出ることなくお話を頂き、建物の検証から契約までスムーズに進めることができました。

 実際に計画地を見たとき、人気の「二子玉川エリア」と「自由が丘エリア」の間に位置し、上野毛駅徒歩5分という駅に近い場所にありながら、大通りから一歩奥に入っている為、周辺は鳥の囀りが聞こえてくるほど閑静なエリアとなっています。こういった物件はなかなか無く非常に希少な物件であると感じました。本エリアなら「自由が丘」・「二子玉川」という2つの人気エリアを使いこなしながら閑静な住宅地でゆったりと暮らすディンクス・シングル向けの新しいライフスタイルが企画が出来ると判断し購入を決めました。

 

 

《Question:2》 本物件について、商品コンセプトを教えてください。

《Answer:2》「仕事もプライベートも手を抜きたくない」そんなシングル・ディンクスの新しいライフスタイルを叶えるべく設備・仕様を選定し企画立案しました。二子玉川エリア・自由が丘エリア、人気の両エリアに近い「閑静な住宅地」という、利便性と閑静という相反する便益を享受する世田谷の中で希少な場所であり、上野毛駅近という高立地でありながら、新築と同等の設備や仕様のリノベーションマンションを新築マンションより割安な価格でご提供するために、オールフルスケルトン・リノベーションを採用しています。

 

《Question:3》 本物件は、新築1LDKの主流に比べプラス15㎡というメリットがありますが、その広さをどこにプラスαしていますか。

《Answer:3》 既存2LDKの間取りですが、キッチンが部屋の中央に位置し、梁との兼ね合いで暗い空間となっていました。リノベーションにより、バルコニー側にLDKをオープンに配置することで生活+αの空間に仕上げています。「+αの空間」で今までにない自分らしいプレミアムな暮らしを実現してほしいという想いで企画設計しています。また、浴室を「1216サイズ」から「1316.5サイズ」のくつろぎの空間にランクアップ。約2㎡のシューズインクローゼットを新設することでゆとりの居住空間を演出しています。

 

《Question:4》 上野毛の街の新たな生活スタイルの提案を、商品(設計)に反映されたところはありますか。

《Answer:4》 独立型キッチンを開放的なLDKの空間にセンターキッチン(ペニンシュラI型キッチン)へ変更しています。間口は2140mmとなりLDと一体となっています。 シンプルでオシャレで使いやすい洗面室として、フロートオープンタイプの化粧台を選定、石目調のビニル床タイルと調和がとれたオシャレな快適空間です。

 また、必要なもの以外は、クローゼット・SIC(一部除く)・吊戸へ収納し、ミニマムな空間に開放的な拡がりが生まれ、自由が得られる住空間を提案しています。

 

《Question:5》共用部や植栽について、変更したところ(またはこだわられた点)はありますか。

《Answer:5》

共用部課題として、①共用空間があまり広くない。②建物の入口からエレベーターホールに至るまでの空間が単調である。③建物入口のすぐ脇に住戸がある。」などが挙げられました。課題の改善のため、共用デザインを、居住者にとって心地良い共用部となるような空間にしました。具体的には、①広い空間と狭い空間と抑揚を持たせる。②動線をクランクさせることにより空間に奥行き感を持たせる、アイストップになる部分にアクセントとなるものを設ける。③建物入口脇のセキュリティの確保。などの工夫をしました。ランドスケープには、足元を包み込む街角のこの一隅にだけ訪れる「街角の小さな四季」を演出しました。清涼な空気・土の匂い・花々などの心地良い木陰の演出を施しました。

《Question:6》最後に、リノベーションの商品開発の_際、大切にしていることを教えてください

《Answer:6》

居心地がよい、シンプルかつ上品な空間を考慮しました。今回のモデルはよりリノベ感を演出するためのマテリアルカラーと、対比するモデルカラーで比較対象的な空間としました。

ミニマムな空間でありながらも収納を確保し、使い勝手にも配慮した水廻り機器を選定しています。